森脇 園子
<施術ストーリー>
神奈川県横浜市に三人姉妹の長女として誕生。
幼少時代はごくごく平凡な少女として育ちました。
小学生のころから、ガールスカウト活動に参加。
特別にスポーツが得意という事もなく、小学5年まで過ごし、成績は中の上程度でしたが、中学受験のために塾通いしたことがきっかけで、勉強(塾通い)が楽しくなりいつのまにか学年トップクラス入り。中学2年までは東大をめざす勢いで、当時は数学がとても大好きな少女でした。
中学3年から参加したこども会の活動がとても楽しく、勉強よりも人とのコミュニケーション活動が大好きな普通の女の子へと戻り、東大は途中で捨て去る方針転換へ(笑)
その後大学に進学し、テニスサークルに所属しながらもテニスはほとんどやらず、仲間たちとワイワイ楽しく遊ぶばかりの日々。もちろん、それはそれで楽しかったのですが、なんとなく物足りないと思い、大学4年では、インターンシップの運営ボランティアにいそしみました。
学生時代は、仲間と協力してひとつのことを成し遂げることに喜びを感じ、人に喜んでもらえることが自分にとっての何よりも喜びという、施術家としても大切な原点の心を、このボランティア活動で養いました。
大学卒業後は、金融関係の一般営業職の仕事につきました。
仕事の内容は、飛び込みの電話や営業、貸付審査業務。駆け出しの私が父親よりも年上の経営者さんに財務諸表をもとに質問を繰り返して貸付の可否を出すというかなりプレッシャーの強い業務でした。
ついに過度のストレスから体調を崩してしまい、ある朝起きてみると左手の握力が普段の半分ぐらいに落ちており、加えて左の足指がまったく動かないという悲惨な状態になってしまいました。すぐに大学病院へ入院して、脳、腰部レントゲン、脊髄液、抹消神経など、全身を精密検査してもらいましたが、特別な異常数値や所見は見つかりません。原因不明の状態が続きました。
その後1ヶ月間リハビリをしてようやく少しずつ体が動かせるようになりましたが、体の不調はその後も続き回復させる事が出来なかったため、残念ながら会社を退職しました。とにかく体調を回復させて健康な暮らしが出来るようにと療養の日々が続きました。
あるとき、知り合いの方から「呼吸法と整体でたくさんの人を健康にしている先生がいるよ」と紹介され、その先生の施術と指導を受けることになりました。施術の回数を重ねていくなかで、少しずつ元気になっていく自分に気づいた時は久しぶりに笑顔が戻りました。その先生からは、施術と同時に人として生きていくうえで大切なこともたくさん教えていただき、本当に感謝しております。
この療養体験から、私も「人を元気に」そして「笑顔にする仕事」につきたいと思い、「東京療術学院」で、解剖学・生理学・整体・アロマセラピー・リフレクソロジー・心理療法を数年かけて学びました。卒業後はリラクゼーションサロンや整体院に勤めて、お客様が施術後、「楽になった。」と笑顔で帰られることに喜びを感じていました。
そんなある日、1か月に一度しか来ていなかったお客様が、2週間に一度、1週間に一度と来院する間隔が狭まり、だんだん「もっと強く揉んで欲しい・・・」と言われ、しまいには、「痛くないと利いた気がしない!」とまで言われるようになってしまいました。
お客様の要望に応えようと精いっぱい頑張っていましたが、「ほんとにこれでいいのかなぁ」と疑問を抱くようになりました。
リラクゼーションサロンで行っていた施術は、子供やお年寄りには少し刺激が強く、妊婦さんはお断りしていました。もっと身体に優しく、そして身体の不調を根本から解決する療法はないのか?と悩みながらも、その当時の私は刺激の強い施術を続けていました。
ある日、朝目覚めてみると左手足のしびれ、左手の握力低下、左足の指がまったく動かなくなっていました。会社員時代に経験した、あの悪夢のような状態に再び戻ってしまったのです。
あわてて近所の整形外科を受診しましたが、レントゲンではヘルニアの所見はなく異常なし。紹介された脳神経外科でMRI検査をしても異常は見つかりませんでした。結局、医師からは多発性神経炎と診断されましたが、病院ではビタミン剤を処方されるのみ・・・。
悪夢の症状が出てから1週間後、知人の紹介により、「からだ回復センター湘南」で、リセット療法による整体施術を受けました。これまでに様々な多くの施術を経験しましたが、今までに受けたどんな治療法よりもソフトでした。まったく痛みを伴わない手技でありながら、施術後のからだの劇的な変化には、整体の仕事をする私にとって正直驚かされる出来事でした。
1回目の施術で、握力は復活し、足の指が動くようになり、3回目の施術ですっかり回復しました。
この素晴らしい整体施術の効果を体験した私は、その後2008年に「からだリセット療法」を学び、出張型の個人開業で妊婦さんや産後のママさんを中心に施術してきました。私自身も、2009年7月に長男(れお)を出産しました。妊娠・出産を経験して、産後の腰痛、股関節痛、肩こり、腱鞘炎、乳腺炎など様々なトラブルも経験できました。
子供も無事に一歳の誕生日を迎えられ、もう少ししたら整体の仕事に本格的に戻りたいと考えていたところ、同じ療法の先生方が集まって技術補講を受ける機会がありました。師匠に師事せず、セミナーで習得した技を個人の技量だけで応用して個人開業していた私の整体技術は、みごとに自己流に陥っていることに気づかされました。
自己流のままではいけない、整体施術の技術を正しく学び直すために「からだリセット療法」の元横浜エリアの指導者である小笠原総院長のもとへ相談。その場で実技チェックしてもらうと、何から何まで「自己流」で、同じ療法の手技とは到底呼べないほどの違いがありました。
指導を受けたその場で、これまで学んできた整体施術の技術と人間力をもっと成長させて本物の施術家になりたいと決意し、おがさわら治療院グループへの入社を希望して2011年1月からおがさわら治療院グループの一員となりました。
おがさわら治療院には、腰痛、首肩こり、頭痛、ぎっくり腰、坐骨神経痛、腰椎椎間板ヘルニア、頸椎椎間板ヘルニア、五十肩、変形性膝関節症、変形性股関節症、めまい、耳鳴りなど様々な症状の方が来院されるので、自己研鑽をしながら回復に導いてきました。
患者さんに喜んでいただけるこのお仕事が楽しくて忙しい毎日を送っているとき、長男と5歳差で妊娠しましたが、初期で繋留流産してしまいました。
初期だったとはいえ、そのショックは大きく、身体のダメージも想像以上にあり、手足の汗、めまい、脱力感など自律神経失調症のような症状がしばらく続きました。自分自身も休み時間にスタッフに施術をしてもらいながら、患者さんの施術を担当していた時期もありました。忙しい毎日を送っていたのは、色々考えこんで落ちまなかったのでよかったのだと今考えると思います。
その後、長男れおを大事にしようという思いが強くなり、その後は積極的な妊活は行うのをやめ、「もし赤ちゃんが来てくれたら、その時は大事に育てよう」というような気持ちで、ゆるゆると妊活を続けてきて、36歳で自然妊娠しました。
長男とは8歳差。高齢での妊娠・出産に不安も多少あり、またやりがいのある仕事が妊娠・出産で中断することも残念な気持ちがありました。
そんな不安な気持ちを抱きつつ、2017年9月に次男(らいと)を出産。
でも、生まれてきたら、ほんと可愛くて、癒されて…。
そんな仕事なんてあとからどーにでもなる!というぐらい開き直ってどーんとした気持ちになりました。やっぱり、妊娠・出産は女性を強くさせますね。
そして、出産から約1年で、復帰しました。
私は、私が経験したような腰痛や坐骨神経痛、しびれなどに苦しむ方をサポートできる整体師として成長を目指しておりますが、自分自身の妊娠、流産、出産、産後の子育ての経験を活かして、産後のママの骨盤矯正、腰痛、首肩こり対策、腱鞘炎対策など体の不調の改善に特に力を入れて行っております。
ママ特有の悩みなど、男性施術家には相談しにくいことがありましたら、どうぞなんでも気軽に相談してください。よろしくお願いいたします。
おがさわら治療院・整骨院
施術スタッフ 森脇 園子